ファイン・コミニューター(高性能微細目破砕機)の開発

【はじめに】

 従来の小規模下水処理において、いわゆる前処理機器の排出する、し渣の管理及び処分の問題を解決すべく開発されたものであり、具体的には厨芥類を細かく分断することにより、生物処理槽ですべて処理してしまおうと言った考えの基に開発された物です。
 特に小規模下水になると、管理コストが捻出できないケースも多く、地域住民自ら前処理機器の清掃及び、し渣の管理を行わなければならず、無償で行うこの作業は非常に苦痛となっています。

【概 要】

 設備は、粗目破砕機(2軸破砕機推奨)の次に微細目破砕機を設置するだけの物であり、従来の細目除塵機及び、し渣脱水機は必要なく、場合によってはポンプアップの設備すら不要になります。当然し渣の掻き揚げが発生しないため、管理は運転しているのかを確認するだけの容易なものになります。
 目幅は従来の半分以下の3mmですが、独自のセルフクリーニング機構を装備しているので、目詰まりの心配はありません。

※従来の微細目除塵機でも本当に微細なゴミの捕捉は不可能であり、せっかく掻き上げたし渣も、し渣脱水機の洗浄水により、かなりの量がドレンから抜けて行きます。従来の方式に何の
意味があるのでしょうか?
げ過ぎて処分に困ったし渣を、生物処理槽に再投入するのは良く聞く話ですし、除塵機の後方にあるカゴを外して、そのまま流すと言った裏技もある程です。実際し渣の管理はそれ程いやな作業なのです。
生物処理出来る物は汚泥化した方が、扱い易く、減量(1/5以下)にも繋がります。

【特 徴】
 @し渣の発生が無いために管理コストが激減する。
 A掻き上げたし渣による異臭及び虫の発生が無くなるために、処理場内の衛生状態が向上する。
 B洗浄水の必要が無い為に、配管設備及び水道料金の節約になる。
 C複雑・不安定な機器(除塵機・脱水機)を排除するために、故障による施設の緊急停止が減少する。
 D動力源減少に伴い省エネルギーに貢献する。
 E施設の施工及び機器導入費用が減少する。

※無機質のゴミ(ゴム・ビニール・プラスチック等)は、流入初期段階での粗目スクリーンによる除塵が必要です。
※上記は全て弊社の持論であり、例外も当然あり得ます。

【公開】
 現在開発段階であり、権利化後に一般公開する予定です。計画では弊社は企画・設計のみとして、製作及び販売はフランチャイズ方式でと考えています。

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